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Mi Band 6 を買った経緯、もしくは必要のない通知が無くなった生活について、もしくはランニングの習慣化に良い、という話

Mi Band 6 を買って、3ヶ月くらいが経った。このデバイスについて、書いておこうと思う。

購入経緯

Mi Band 6 はもともと通知用に買った。

すっかりフルリモートワークな体制になり、その中で社内での自分の役割も大きく代わり、日中のミーティングが多くなった。ミーティングが多くなると逆にミーティング間の時間にガッと集中したいので、Slack の通知はきっていた。すると Slack に連携していた Google Calendar の通知に気づかず、会議に遅れることが多々起きた。 これはいかん、という事で、別の通知システムが必要だと考えた。そこでスマートウォッチに目をつけた。ただ、時計をする習慣は全くなかったし、あまり高価なものを買う挑戦もしたくないしなぁ、という事で、とりあえず安く評判の良い Mi Band 6 を買う事にした。

届いてから、通知の設定をした。当時は iPhone SE を使っていたが、なんと「全部通知する」「通知しない」の二択しかなかった!(きちんと探せば個別に設定できたかもしれないが、探す気力もなかったのだ。)…というわけで、結局 iPhone 側のアプリの通知をほぼ全て切り、Google Calendar の通知だけが生きるようにした。 こうすると結局のところ、スマートウォッチは必要なく、通知はスマホだけで良かった事になる・・・んだけど、まぁ、でも腕がブルっと震えるのは通知に気づきやすいので、それはそれで良しとしている。

(必要のない)通知がない生活

さて、必要のないアプリの通知を切る、というのが、日常生活に良い影響を与えた。

通知がないおかげで、日々の空いた時間を読書や勉強に当てられるようになったし、ブログを書きたい(何かアウトプットしたい)、という気持ちも湧いてきたのだ。それがここ最近の割りと高頻度な記事の投稿に繋がっている。通知がないと、他に気を取られる事がなく、目の前の事に集中できるから、日々決まった時間で過ごせる。最近の運動の習慣化にも「通知がない生活」というのが効いているんじゃないか、と思っている。通知がないおかげで、運動する事に集中できている、という良い関係ができているんじゃなかろうか。

これは一種のデジタルデトックス、というやつかもしれない。脳のリソースを開けておけば、別の何かに使おうとする、という事なのだろう。このデトックスの効果が出るまでには、そこそこ時間がかかったかもしれない。Mi Band 6 が来たのは6月中旬~下旬で、通知のない生活を始めて2ヶ月近く経って、ようやくそういう気持ちになった == 効果が出てきた。時間がかかったと、改めてふりかえると思うが、そもそもデジタルデトックスは目的じゃなかったので、その間の2ヶ月でヤキモキしたとかはなく、気付いたらこうなっていた、という感じである。ラッキー。

ダイエット

Mi Band 6 購入後しばらくしてダイエットを始めたのだが、そこにも良い影響があった、という事も書いておく。

ダイエットのきっかけは、健康診断で要検査と言われたからだ。もともと中性脂肪が多めな診断が数年続いていたけど、ついに要検査と言われた。γ-GTP の数値も悪化していた。近くのクリニックに行って先生に見てもらったら、脂肪肝から来る腎臓の機能低下だろう、と言われた。「3ヶ月後に再検査…しますか?」と言われたので、ひとまず予約だけした。内心、ショックな気持ちで、雨に打たれながら家に帰ったのを覚えている(なぜか、自分はそこまでデブじゃない、脂肪肝じゃない、と思い込んでいたのだ。でも今、思い返せば、そうなってもおかしくない生活をしていたんだけどね…)。が、クヨクヨしてもしょうがないし、とりあえず3ヶ月後の検査に向けてダイエットを始める事にしたのだ。

N日ぶりM回目のダイエットなわけだが、今回のダイエットは「持続可能性」を重視した。ダイエットは食事から、という事で、まずは食生活の見直し、1日3食高タンパクな食事を無理なくとれるようにした。そして、筋トレもやる事にした。

筋トレってモチベーションの維持が難しい。んだけど、今は良い時代で、YouTube でいくらでもフィットネス系の動画があり、やる気にさせてくれる。筋トレしたくないよ~って気持ちが出てくるたび、動画を見て、やる気を出して取り組んだ。ガリガリとか太っちょが、努力してマッチョになる動画を良く見た。 その中で、ダイエットには筋トレ+有酸素運動が一番効果的だ、というものがあった。同じ情報は過去にも見てきたはずだが、ちょうど今の僕にそれが刺さった。この筋トレにランニングも合わさったら、更に痩せられるわけだ。僕はもともと走るのは好きだし、5年ほど前に買った蛍光イエローのランニングシューズはまだまだキレイなままだった。またやるか…という気持ちになった。

ランニングのお供に Mi Band 6

そんな時、なんと手元には Mi Band 6 がいたのだ!こいつ、ランニングのデータが残せる上、ランニング中の心拍を計測できるぞ…!?という事で「心拍数が有酸素運動の間に収まるように30分間走る」というのをやりはじめた。有酸素運動は30分を超えると筋肉分解をしやすくなる、という説を信じて、30分までとしている。

これが非常に良かった。まず、目に見えて運動能力が上がっているのが分かるのが良い。ランニングを始めた当初、有酸素運動のペースで30分だと2キロ程度しか走れなかったのが、今では4キロ以上走れるようになった。こうやって目に見えて良くなっているのは、単純に嬉しい。また、心拍を計測して走るというのは初体験だが、これも良い。これまでランニングをやっても習慣化しなかったのは、恐らく無理・無茶な走り方をしていたのも原因の1つなんだろう。昔(と行っても15年以上前の学生時代)は良く走れたので、その時の気持ちで走るのは無謀なわけだ。それをデータで客観的に「無茶してるぞ!」とリアルタイムに教えてくれるのは新しい体験だ。持続可能なランニング習慣に、大いに貢献している。

そして、ダイエットに一番大事なのは睡眠という。これも Mi Band 6 で睡眠データを日々とる事で、適切な睡眠が取れるように調整している。だんだん、寝る時間も起きる時間も一定になってきて、日々の睡眠の質も上がってきているように感じる。毎日5時半起きの生活にも慣れてきた。(最近分かった事として、6時間睡眠だと深い睡眠の量が足りない。入眠後6時間経過してから入る深い睡眠が大事なようだ。つまり、7時間以上寝る事で十分な深い睡眠がとれるので、なんとか日々、7時間以上寝られるようにしたい。できれば7.5時間寝たい)

終わりに

というわけで、当初の「予定の通知を受け取りたい」という購入目的が、気付いたらデジタルデトックスに繋がり、様々なデータがとれる事と合わさって日々の生活習慣の改善や運動の習慣化に繋がったのだった。

これが5千円程度で手に入るなんて、なんて良い世の中なんだろうか。すごい世界だ。